柿川夜桜閑話 120 ミュージカル空海異聞

柿川夜桜閑話 120 ミュージカル空海異聞
長岡市立劇場にミュージカルに行ってきました
ここでは筋書きにたちいりませんが
どこかに懐かしさが漂い、
舞台との一体感は開幕前からありました
この芝居の原作者が子供の頃に見た夢から企画されたそうです
空海が夢枕に立ち「はやくしなさい」と促した
それが何であるか問うのが趣旨であるのでしょう
舞台も客席の区別もなく各人に委ねられます
いよいよ開演 準備完了
読経と和太鼓 空海 恵果 相伝
インド舞踊 少年答えを求めインドへ
発心する少年を見守る空海
大団円 狂喜乱舞
後日譚
観劇後いろんな妄想を楽しむ癖がある
中世の越後の寒村の夕暮れ時
村はずれに一人の僧が現れた
僧は村人に佛の教えを説いた
説法の合間にどこからともなく
異形の者たちが現れ歌舞音曲を始めた
村人たちも加わり輪が次第に大きくなっていった
夜も白み村人たちが気がつくと誰もいなくなっていた
僧の最後の言葉を思い出した少年がいた
一切衆生悉有仏性
以上

冒頭の実行委員長さんの開演挨拶においてこの劇の性格はよく顕れており
それは自分自身の感じるところでもあった

1)出演者が習練で筋肉痛になりながら日々の仕事と両立してきたこと
=自分自身を開放すること
2)原作者が幼少のころ空海が夢枕に出て早く実践しろと促したことがきっかけで
このミュージカルが始まったこと=多くのまだ観ぬ他者とこの場においてつながること
3)委員長自らの体験で公演を重ねる事に気づきを与えられ涙出る感動の連続であったこと=意識が次第に変容すること

では何を実践するか何が語られたか
一切衆生救済であろう
空海役の俳優は中世の語りを演じきった

ご覧いただきありがとうございます。 新潟県 長岡市  わかさ 鍼灸 整骨院 はり きゅう koukichi-wakasa.com

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