長岡駅ビル小嶋屋展 20210712-0911 出典作品と詩

長岡駅ビル小嶋屋展 20210711-0912 出典作品と詩

額裏に志賀添えられています。

① 20210513-1

[まず場をつくる]

今に関わると場がなくなる
風が舞い、天地が鎮まり
場ができる
一時に交わる空間は次の舞台を
用意する

② 20210513-2

[ひとまず]

瞬間は生命しかありえない。
時々休み、時々駆ける。
でも生命は生命
たゆまず歩み、味わいひたる

③ 20210513-3

[瞳を閉じて]

内なる世界は一なるもの
他と関わらず、一なるものは
他を含む。ただ瞳を閉じて
在れば良い。

④ 20210513-4

[人の世界]

ところどころに隙(すき)があり
着けば煩わしく、離れれば
浅ましい。いたるところに
楽土あり。いつも何かを捜してる。

⑤ 20210513-5

[組み易し]

枝葉の事は幹を決める
葉が落ち枝は枯れ、幹が生じる
生命は組み合わされ、容易に
つながる。日は昇り月は沈む