柿川夜桜閑話 15 殿町稲荷異聞
柿川を散策しながら思いついた絵空事です。
殿町稲荷社は、現在殿町3丁目で柿川沿いにある。
昔のことである。ここは、お城の入り口にありました。ここの宮司さんが境内の一部を、馬止めにしたら、城内に入る馬や荷車の置き場となり、大層にぎわいました。今でも鳥居から真っ直ぐではなく迂回して社殿に行きます。空いたところたくさんの馬止めをおいたのでしょう。
平潟さまの門前でもあり、付近の旅籠や茶店、料理屋も賑わいました。皆々、お稲荷さまのおかげとたくさんのご信心がありました。いつの頃からかおキツネさに可愛らしい前掛けがつけられました。
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