元気になって病気を治す
鍼灸師のお仕事 25
伝統医術のやり方
胃の内容物を吐くか、通じを付けてくだすか、
これが治療法の基本です。
吐は急性疾患に用いますが鍼灸治療ではあまりその様な治療はしません。
食当りで分かっている場合は吐す治療をしますがが、
後は大抵二便を出す治療をします。
汗をかかすのは風邪引きの時、上焦に病がある時は汗す治療をする事が多いです。
それ以外に陰虚証の場合は通じをつけて治す。即ち、大、小便をしっかり出す事によって元気がしっかりしてくる
。貝原益軒は一日に五回も大便に行ったと言います。
但し、下痢をして回数が多いのではなく、普通の便をしっかり出すと言う事です。
だから、一日に大便の回数の多い人ほど病気にかかりにくいし元気な人です。
通じの良くない人は治療にいつまでも通ってくる。問題は通じを、いかに上手につけて治すのです。
そして、通じをしっかりつける事によって大腸の壁から水分が取られる時に
腎の気化作用によって出てくるエネルギーが気(陽気、衛気)です。
その下焦の気が人間の日常生活の活動のエネルギーとして仕事をする気です。
その気がたくさんある人ほど元気がある。と考えます。
下焦をしっかりさせて患者さんをもっと元気にして差し上げてください。
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