鍼灸師のお仕事 20
黄帝の陰陽
黄帝の陰陽説は無から有が生ずるとしている。
無から有が生ずる時大きな変化が生じる。
始まりは混沌の気と呼ばれ無とも有ともつかぬものである。
そこから水と呼ばれるものと火と呼ばれるものに分かれ
火と水が交流変化し天地に万物が化生した。
天人合一としても考えられた。
無という平衡状態から、なんらかの有が生じ
火と水すなわち人体で寒熱が生じ変化する。
また平衡となり有が消滅し無となる。
時間は止まりまた動き留まるところを知らない。
生命そのものである。
本来的なの把握は、大いなる存在の中の個としてだろう。
そして認識できることはあたかも余波であり、波を起こす元は知り得ない。
もし知り得ることができるとすれば
一切体験を通してしか知り得ないという自覚と
高いところから眼下に繰り広げられる生成消滅の点在を眺めるような感覚だろう。
ご覧いただきありがとうございます。 新潟県 長岡市 わかさ 鍼灸 整骨院 はり きゅう koukichi-wakasa.com